ご挨拶

【2020年度に向けて】
新型コロナウイルス感染対策と共に新年度がスタート致しました。みなさまそれぞれの環境の中で忍耐強く取り組まれている事と存じます。当法人としては、感染症対策を最優先とし、計画していたイベントや工事等は延期・中止としました。まずは安全安心な事業運営を継続してまいります。

その一方で、ご面会等も制限をかけている中、ご家族等の皆さまには施設内がどうなっているのか、ご本人さまがお元気であるか、大変ご心配をお掛けする状況であります。長期対策となりますため、代替方法を検討し、ご本人さまとコミュニケーションがとれるよう工夫してまいります。

さて、2018年度から推進している三か年ビジョン「ノウハウを社会に還元する」というスローガンの下、量を減らし質を上げる活動を進めています。成果として、2018年度は移乗、2019年度は記録へ、費用と時間を投資し、人への疲労・負荷を軽減することを実現しました。そして次なる2020年度のテーマは”人の質はケアの質~ヒトがかかわるべきところに集中する~“ です。

具体的な例として「介して護る」べき介護は、人の命の源となる食事管理から始まります。食べる事とは口腔、咀嚼、嚥下、低栄養、褥瘡、薬などのカスタマイズすべき観点が多く、チームオペレーションとして正しい記録、検証、実行していく組織力が必要です。そのためのトレーニング(OJT)および学習機会(OFF-JT)の再構築を行い人材の質を高めることで高い顧客満足度を目指します。

また、事業継続の観点では、脅威への準備と対策が問われるケースが続発しています。強化対策として、2019年度より感染症、防災(自然災害)、防犯(暴力等)を三大リスクと位置づけ、人のトレーニング、オペレーションそれらをサポートする設備の増強を進めています。人生最期の時間をお過ごしの方々の施設であることを念頭に三大リスクへの標準予防対策となるBCM(事業継続マネジメント)を進め、後悔なき判断で行動してまいります。
 

2020年4月  理事長 長谷川みほ