残存機能を維持するために(得意な事を仕事に活かす)- 2010-08-13
筋肉が落ちると代謝も落ちるという悪循環を断ち切るため、当施設では極力ご自分が持っている力を使った活動を支援しています。そこで、面白いことが大好きな機能訓練指導員が、少し遊びを取り入れた工夫をしています。
写真:立ったまま、あるいは座ったままで手を伸ばすと、どこまで手が届くのかを表示。常に落書きして遊べるようにホワイトボードも用意しています。
写真 : 1Fフロア 歩行距離が分かるようにメートル表示をしています。
人の筋肉は加齢によって変化していきます。
●日常生活(普通に生活をしている状態) 1年-1%
●無重力状態(宇宙)1日-1%
●寝たきり生活(ベットで動かない)2日-1%
現代は電化製品が進化し、日常生活でも自分の体を使う事が少なくなりがちです。しかも加齢1歳増えるごとに筋肉は1%減ってしまう。50kgの方で1年-500gの計算です。10年では5キロ。とても大きい差です。
ではどうすれば予防できるのかというと "一日スクワット20回以上行う”こと。なぜならばもっとも衰えるのは大腿四頭筋(太ももの前側の筋肉)ですので、それを保持する運動が効果的なのです。