9月度減災訓練(垂直避難訓練)(レジリエンス 組織づくり)- 2020-10-12

9月度の減災訓練は風水害を想定し「垂直避難訓練」を行いました。通常の避難に加えて、新型コロナウイルス対策もふまえてどのように対応するのかを目的としました。
※「垂直避難」とは、洪水などの恐れがある場合、原則立ち退き避難ですが、立ち退き避難する時間がなく、外に移動することでかえって危険な場合、自宅の上層階へ垂直に避難する、命を守るための避難行動の一つ。
 
今回の想定は、午後14時~15時にかけて、大型の台風が伊豆半島を通過。
私たちの施設は、4階建です。避難の想定は、1階と2階の方については3階以上に避難することを想定しています。1階のご利用者を3階へ垂直避難していただくとともに、必要な物品(食事や水分など)も上の階に運び台風に備えます。
 

 

●訓練の感想
・日中であれば職員も多くいるので避難誘導等、スムーズに行うことが出来るが、夜勤帯では職員の数も限られているため、両方の想定でマニュアルの作成や訓練を実施するとより詳しく検証できる。
・感染症予防のためにソーシャルディスタンスを取り入れると、一人一人のスペースを広くとる必要があり避難想定場所だと狭く感じてしまう。
 
実際に想定してヒトやモノを配置することで、必要な広さや避難場所の再検討をすることが出来ました。
 
これからの時期は、台風が日本を通過して避難を考えることが多くなります。その時に焦ることが無いように、訓練を行い、すぐに行動できるようにしてまいります。

避難場所の様子。廊下も避難場所の一つです。 避難も大切ですが、ソーシャルディスタンスも重要です。