2019年度 スキルアップ研修(第1回目)(育成・キャリアアップシステム)- 2019-07-08

熱中症対策 ~ 正しい知識をもって暑熱に対処しよう ~
先週 国際危機管理者協会(IAEA Japan)による研修会に参加した内容をもとに、各事業所の責任者、専門職集合のもと熱中症対策研修を行いました。2018年7月は過去最悪の1,032名の死亡者が出るという事態となった原因として①熱中症に必要な対処方法の誤り ②梅雨明けから連続した猛暑に身体がついていけなかった事などが考えられます。

熱中症の中でも死に至るのは、体内が40.5度以上にもなる熱射病と熱中症Ⅲ。そのような状態になった場合は30分以内に全身を氷水に浸さなければ体内の酵素が破壊され命を落としてしまいます。

予防策としては気温28度以上になったら外での作業・スポーツは厳禁、やむなく外出する場合は避暑対応を万全にすること。そして大事なのは「暑熱馴化」つまり自分の身体を2週間くらいかけて暑さに慣らす。具体的には、自分の身体を動かし水分を取りながら適度に汗をかくこと(いたってシンプル)。体内が循環して汗をかくという自然な反応が出来れば、身体が覚えていくのですね。

研修では福祉施設としては基本となる「救急対応ロールプレイング」も行いました。こうした地道な訓練が緊急事態の時に役立ちます。

みなさんも、ぜひ職場や家庭内でやってみてくださいね!

さすが現役の看護職。冷静に呼吸、脈拍ととって応援を呼びます。 心臓マッサージをしながら、指示をだしていきます(救急車要請、AEDなど) 心臓マッサージを交代します。見ているだけで頼もしいです。