2017年度 フォローアップ研修Ⅱ(1日目) (育成・キャリアアップシステム)- 2017-06-09

2年目を対象としたフォローアップ研修Ⅱが始まりました。全2日間の初日です。講師は経験10年以上の先輩職員、テキストは全員に配布されている業務手順書とし、基礎技術の復習や基礎知識を固めていきます。写真は、排せつ介助の場面です。

●担当講師からの感想
昨年の振返りを糧に、今回は利用者様の気持ちが分かるよう事前課題は『受講者自身がオムツを履いて感じたこと』としました。感想として「漏れてしまわないか心配だった」「蒸れて気持ち悪かった」などの意見があり、介護者としてどのように介助をしていかなければならないか、理解と思考が深まったと思います。


こちらは「介護Ⅶ:身体拘束・虐待防止・リスクマネジメント」の講義です。当施設では、当然ながらどちらも「ゼロ」で運営をして居る中、拘束とはどういうことをいうのかを知るために実際に体験をしました。

●担当講師からの感想
身体拘束に関して見たことが職員がいるため、実際に抑制着やミトンを触ったり着用してもらいました。ずっと拘束されていることを想像し、考えてもらうことで身体的にも精神的にも苦痛であることを実感してもらえたと思います。
また、今までの身体拘束廃止に向けての取り組みで思考錯誤をしながら「ゼロ」にできた経験を自分の言葉で説明しました。利用者様のケアの本質とは?を問いかけていくことで、職員全体の強い意志で難問にチャレンジしていくことが大事であることをねらいとしています。




入浴介助。入浴リフトに乗ってみます。いかに「声掛け」「手を添える」ことが大切なのかを実感します。 緊急対応(AEDの使い方)。いざという時にも冷静に対処するには平時から触って抵抗感をなくしておくことがポイントです。社外で使う場面があっても躊躇なく人命救助ができる人材を作ることにもつながるでしょう。 対人折衝(コミュニケーション)。「伝える→伝わる→わかる→行動する」には双方の努力が必要です。伝えたつもりにならないことが、とても大事ですね。”三度の確認”で認識を合わせる大人の対応で、感情のすれ違いをなくしたいものです。