【第1回】災害時事業継続計画に沿った演習(レジリエンス 組織づくり)- 2013-07-15

災害がおこっても、サービスを継続して提供する。その為の事業継続計画を策定を進める中「机上で決めても実際の優先順位は分からないのでは?」ということで、ライフライン(電気、ガス、水道、食事等)が停止した状況想定の演習訓練を行いました。
まずは7月10日夕方。
倉庫に眠っているテントを引っ張り出し、設営を体験です。防災担当から指示をもらいながら、皆で力を合わせて部材を組み合わせていきます。


そして次の7月11日。(※消灯しているため、写真が暗めです)
【大規模東海地震想定】午前9時56分東海地方中心にマグネチュード7強の大地震が発生。ライフラインはすべてストップしているという設定で、4階フロアのみを対象に、どのように指示し、動くべきかの演習です。

【目的】災害発生時の最優先事項の確認
【目標】実際に必要な対策の洗い出し

エレーベーターも、電話も、水道も全て停止。(という前提)昼食は階段を使用し、他事業所職員も総動員で、一膳づつ2階の厨房から4階まで運びます。「自家発電機、稼働完了しました。」「食事介助入ります。」  日常と異なる動きに確認声出しも重要です。
食事が終わると、排泄介助。ケアハウスから残り湯をバケツに用意、布オムツの方を紙オムツに変更など、着々と冷静に対応ができました。ベテラン介護福祉士3名体制だったこともあり、想定よりも1時間早く演習終了。細かな点で様々な改善すべき点が可視化できたのは大きな収穫です。

このような具体的な演習を繰り返し、不安を自信へ。
〝現実”になった時でも冷静に事業継続できるよう、準備を進めてまいります。

玄関前にテント完成。事前準備が万全だったこともあり所用時間30分。なぜか自然と皆で拍手~。達成感。 非常食を活用したお食事を提供。(ミキサー食の2名のみ)濃い味付けのようで、ご本人様も抵抗なく食べられていました。 この時は使い捨て食器を使用しましたが「ゴミと手間は、極力少なくすべき。封を切って、そのままスプーンですくえば?。」という気づきも!