【特養】移乗用リフトを初試用(レジリエンス 組織づくり)- 2012-10-26

現代は様々な福祉用具や機器が開発されています。しかし、実際に使用するとなると「ひっくり返りそうで怖い」「人の手ではなく、機器に代替えするのは非人間的ではないか。」などという先入観があり、高齢者の分野では、やや普及が遅れているきらいがあります。
そこで、当施設では「腰痛なので、介護職が出来ない」という状況を発生させない為に、相互に優しい環境を作るために、【移動用リフト】導入を検討しております。

まずは、どんなものなのか体験試用。移乗リフトは、移動ができるタイプ、壁や天井に固定するタイプがありますが、今回は移動出来るタイプをお借りしました。

設定は、「車いす」から「ベット」への移乗。介護フロアリーダーがモデルとなり、恐る恐る移動していきます。
周囲からは、おお!とか、わぁ!とかの声が漏れる中、様々な感想が出ました。

・人の手より時間がかかるけれど、確かに職員の負荷は軽減できそう
・全職員が、適性に操作できるまでには、数か月かかるだろう
・拘縮がひどい方等、体勢が取れない方は、逆に骨折につながるかもしれない

じっくり検討し、練習も必要ということは、分かりました。
キツイ、ツライ、というイメージが先行している介護という行為。
楽しい、優しい、施設サービスを、あきらめずに追求して参ります。

車いすから、ゆりかごのように・・・ (頭の部分を上げて)ベットへ移動 向きを変えて、無事に横になることが出来ました