硬縮予防で尊厳を守る(レジリエンス 組織づくり)- 2012-05-18

平成24年度特養の事業所テーマは「心と体の眼を使い“本質”を追求する」です。介護の本質って何?と考えた時、やはり尊厳を守ることに尽きるのではないのか。
そこで一つの挑戦が始まっています。
その方の身体能力を維持し、廃用症候群をいかに予防・進行を抑えられるか。

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A様は車いすで丸まった姿勢になり、顔と膝がくっついてしまいそうになります。これをそのままにしておくと、体が硬直化(硬縮)してしまい、どんどん動けなくなります。それを、どのようにして防いでいくか、機能訓練指導員がケアワーカーに説明をしている場面です。

本人の意思、選択、決定を、最期まで果たしていく。もちろん心の部分だけではなく体の機能を健全に保つことには万全を期さねばなりません。年齢を重ねると、今まで考えもしなった危険性が忍び寄ってきます。

でも、あきらめない。
その方の生命力、意思尊重が出来るよう、私たち海光園スタッフは日々健闘しています。

車いすを使用するときは、緩めに張ったビーチボールをひざ下に入れ、座位が安定しやすくします 座位が取れるのであればテーブルを使うときは椅子を使います。丸まった姿勢のA様とは別人です!(皆で驚きました) 新聞も眺めることが出来ます。