【施設】平成25年度 第1回特養・短期入所合同の家族会を開催しました。(2013-05-12)

毎年家族会を開催する中で、1つだけ新しいエッセンスを追加しています。私たちの話を聞いていただくよりも、実際に経験することが一番納得感があるはず。昨年度は短期入所ご利用の方も対象にしたことでしたが、今年度は『体験型』にすること。まずは「聴く側の立場になって」企画をしてみました。

前半は、ちょっと堅苦しいですが、この3点をプレゼンテーション
①施設長より「平成24年度(前年度)の事業報告」
  稼働率、平均介護度、年齢、サービス改善や質の向上が出来た点、リスクマネジメントの結果(介護事故を含む)
②各位担当より「平成25年度(今年度)の事業計画」
  今年度テーマ:真心を込めて行動するを受けて「敬う気持ちを忘れない」
  介護補助用品の活用と安楽な介護技術の定着
  1対1担当制からグループ制への移行

③管理栄養士より「良い事例の報告~経口移行の成功~」

そして後半は、体を動かしながら、具体的に介護補助用品の活用方法を説明。2グループに分かれて頂いて、A:移乗リフト  B:転倒予防と体位交換に有効なグッズ、メンタルコミットロボット『パロ』 を紹介しました。

A:移乗リフト
これは見ているだけでは「不安定ではないか」「移乗される側にとっては、怖くないか」と思ってしまいます。しかし、実際に載って頂くと見た目以上に「快適で楽」なことを理解して頂けました。

B:転倒予防と体位交換に有効なグッズ、メンタルコミットロボット『パロ』 

前者は5点
・スライディングシート
・ペンギンサポート
・自立型手摺り
・センサーマット
・ピーチパンツ
歩ける方を24時間絶え間なくみることは不可能です。そうであれば、万が一転倒しても大けがにならぬように、また転倒する前に気付ける対策に有効な設備をご紹介しました。

後者の『パロ』
一般の方々に扱っていただくのは初めて。どのような反応になるのか未知数でしたが、皆さま「お~ぅ、よしよし」と、不思議と笑顔がはじけます。ロボットとわかっていても、声をかけたり、なでたりしてしまう魅力はスゴイ!の一言。

何か大きなことが起こる前から、互いの考えを交流させることは、本当に重要だと感じております。今回の家族会で初めて「勉強になって良かったです。」という感想を頂けたことは何よりのご褒美でした。

これからも、利用者様が何を知りたくて何を求めておられるか。利用する側と、提供する側のバランスを大事に運営してまいります。