意識調査①|福祉機器ANQ結果()- 2018-10-14

福祉機器に対する社内意識調査 こちらのリンク からご覧ください。
また、この結果に対して感想は こちらのリンク ぜひお読みください。
●期間
2018年10月9日~10月14日
●対象事業所
・特別養護老人ホームおよび短期入所生活介護事業所
・通所介護事業所
合計母数  48名
回答数   39名(回答率8割)
●動機
2013年から床走行移乗用リフト、PAROを小さく使い始めて5年経過。徐々に種類と量を増やしてきた今、実際に使っている実務者たちの意識はどうなのだろうという興味からQuestantを使ってアンケートを実施しました。

●結果概要
Q3 最新技術や物への受容度
約8割が新しい技術・物を積極的に受け入れると答えています。10年以上のキャリア組が率先して今までやってきたことを肯定的に受けとめ、これからも新しいモデルを創っていこう!という前向きな組織風土が表れています。

Q4 導入機器への好感度
これはメーカーの方々も興味関心度が高いのではないでしょうか。ここで気を付けたいのは%が低い=使用していない訳ではないということです。いいね!と思えないのは機器に対してではなくそれに付随した周辺事情かもしれません。
※眠りスキャンおよびセンサー付きベットについては導入段階のため選択項目に入れていません。
⇒ 今後の展望:何故好感度が上がらなかったのかを更にヒヤリングをしながら、その要因を探り対策と実行を進め、来年度に再アンケートを実施します。

Q5 装着型への有効実感度
どちらともいえない というのは実際に使用していない栄養士、相談員など間接要員も含まれます。装着モノは別に定量化したものがあり総合して有効実感度は高いと受け止めています。
⇒ 今後の展望:再度フィッティングを見直すなど、使い方をチェックしながら持続して使い続ける、使途を拡げる等の幅を持たせていきます。

Q6 ESとCSはどちらが先か
何を充足していくことが皆の幸福感に繋がるのかをさぐるために設定しました。自由記入にしたものを分類すると次のような結果となりました。
1位 余暇活動・・・・・・・・・・・・・・・38%
2位 コミュニケーション・・・・・・・・・・20%
3位 チーム構築のための勉強会や話合い・・・18%
4位 ゆとりをもつ・・・・・・・・・・・・・15%

ADL的なところだけではなくQOLを高めたい、そのためには人対人としての聞いて・応えて・喜んでもらう事がしたい、そのためには強いチーム作りの時間を取りたいといったところでしょうか。

つまり、まずはスタッフ全員が目指す方向を議論、決定、理解し、障壁を乗り越えるための強い意志をもって具体的な行動を起こせば気持ちにゆとりをもちながら濃いコミュニケーションで人間関係を築ける人材が増えていく。これらの少し面倒なプロセスを逃げずに対峙できる人材づくりに時間をかけることこそが「質」を高める早道であると考えています。
⇒ 今後の展望:これが私たち海光会の目指す姿ですので必ず実現していきます。しばしお時間下さい。


このデータを読まれた方々の何かしらの参考になれば幸いです。