心も体もあたたまるお話(これ使ってます(用具))- 2010-11-03
いよいよ寒い季節がやってきました。秋も深まり当園のある多賀地区一帯のみかん畑は旬を迎え、みかん狩りのお客さんで賑わってきているようです。
冬の訪れを前に、今回は特産のみかんに関する温かくて気持ちのいいお話をひとつ。
皆さんは『陳皮(ちんぴ)』というものをご存知でしょうか?
『陳皮』は漢方薬のひとつとして珍重されていて七味唐辛子に入っていたりするものですが、モノはいったい何かというと、実は「みかんの皮」なのです。普通の、そのへんの、温州みかんの皮。これをカラッカラに乾燥させると『陳皮』に変身します。
そしてこの『陳皮』には煎じて飲むことで胃もたれの解消や消化促進、食欲増進、風邪の時の喉の痛みなどに効果があると言われているのですが(特に1年以上しっかり乾燥、陰干ししたものほど良いとされています)、なかなかそこまで待つのは…という方には『陳皮』を使った入浴(手浴・足浴)をオススメしたいと思います。
1~2日干しただけのものでも構いません、『陳皮』をお風呂や洗面器などに浮かべるだけでやさしいみかんの香りに癒され、みかんの成分によって体が温まって湯冷めしにくくなるそうです。またさらに保温効果を高めたいときには塩を少し、しっとり感をプラスしたいときには砂糖や牛乳、はちみつなどを少し足してみると効果が上がります。
みかんを食べて栄養補給、皮を使ってお風呂でぽかぽか。
体があたたまると心も穏やかになりますね。
これからどんどん寒くなってきますが、心も体も元気に乗りきっていきましょう。